
給料が安くて辞めたいと思うとき、まず確認したいのは「今の給料が本当に相場より低いのか」です。
結論から言うと、給料だけを理由にすぐ退職するより、同じ職種・同じ経験年数・同じ地域の求人と比べてから判断した方が安全です。相場より低いなら転職で改善できる可能性がありますが、相場並みなら職種変更、スキル追加、評価制度の確認も必要になります。
まず確認したいこと
「給料が安い」と感じたら、感覚だけで判断せず、次の3つを分けて確認しましょう。
| 確認すること | 見るポイント | 判断の仕方 |
|---|---|---|
| 今の年収 | 基本給、賞与、残業代、手当 | 月給だけでなく年収で見る |
| 同職種の相場 | 求人票、職業情報、スカウト年収 | 地域・経験年数を近づけて比べる |
| 今後の上がり方 | 昇給制度、評価基準、役職手当 | 1〜2年後に改善余地があるか見る |
月給だけを見ると低く感じても、賞与や手当を含めると相場に近い場合があります。逆に、月給は悪くなくても賞与が少ない、昇給がほぼない、固定残業代が多いというケースもあります。
年収相場の調べ方
年収相場を見るときは、1つの情報だけで判断しない方がよいです。
転職サイトで同じ職種の求人を見る
まずは転職サイト比較から、同じ職種・同じ地域・近い経験年数の求人を見てみましょう。
見るポイント:
- 想定年収の下限と上限
- 固定残業代が含まれているか
- 賞与や手当が別か込みか
- 未経験歓迎か経験者向けか
- 年間休日や残業時間も悪化しないか
年収だけ上がっても、残業が増えすぎたり休日が減ったりすると、納得感が下がることがあります。
公的な職業情報も確認する
厚生労働省の職業情報提供サイト job tagでは、職業ごとの仕事内容や賃金情報などを確認できます。転職サイトの求人票だけでなく、公的な職業情報も見ると、相場感を広くつかみやすくなります。
また、賃金に関する統計は厚生労働省の賃金構造基本統計調査でも公開されています。細かい比較には向き不向きがありますが、「自分の感覚だけで判断しない」ための参考になります。
転職エージェントに市場価値を聞く
自分の経験でどれくらいの年収が狙えるかは、求人票だけでは分かりにくいです。転職エージェントに相談すると、職務経験、業界、地域、年齢を踏まえて、現実的な年収レンジを聞けます。
相談先を選ぶなら、まずは転職エージェント比較で、大手総合型と自分の年代に合うサービスを見比べるとよいです。
すぐ辞める前に確認したいこと
給料が安いと感じても、すぐ退職すると選択肢が狭くなることがあります。
退職前に確認したいこと:
- 現職で昇給や異動の可能性があるか
- 評価基準が明確か
- 残業代や手当が正しく支払われているか
- 同じ職種で転職した場合に年収が上がるか
- 年収を上げるには職種変更が必要か
- 退職後に生活費を何か月分確保できるか
次が決まらないまま辞めるか迷っている場合は、会社を辞めたいけど次がないときは?も先に確認してください。
転職した方がいいケース
次のような場合は、転職を検討する価値があります。
- 同職種の求人と比べて明らかに年収が低い
- 何年働いても昇給がほとんどない
- 評価基準が曖昧で改善の見込みがない
- 責任や業務量に対して給与が見合っていない
- 会社の業績や制度上、給与が上がりにくい
- 残業代や手当の扱いに強い違和感がある
この場合は、在職中に求人を見て、今より条件のよい会社があるか確認しましょう。在職中の進め方は在職中の転職活動は会社にバレる?で解説しています。
まだ判断を急がない方がいいケース
一方で、次のような場合は、すぐに退職するより整理が先です。
- 今の給料が相場より低いか分かっていない
- 転職したい職種が決まっていない
- 年収以外の不満も大きいが整理できていない
- 貯金がほとんどなく、退職後の生活が不安
- 心身の不調が強く、冷静に比較できない
仕事を辞めたい気持ちが強いときは、給料だけでなく、仕事内容、人間関係、働き方も一緒に整理しましょう。判断に迷う人は、仕事を辞めたいのは甘え?も参考になります。
年収を上げたい人に向いている探し方
1. 転職サイトで求人相場を見る
まずは転職サイトで、今の職種と近い求人を見ます。年収レンジ、仕事内容、勤務地、残業時間を比較して、今の会社との差を確認しましょう。
2. スカウト型サービスで反応を見る
経験がある人や30代以降で年収アップを狙う人は、ビズリーチのようなスカウト型も候補になります。自分の経歴に対してどんなスカウトが来るかを見ると、市場価値の目安になります。
3. エージェントに条件交渉を相談する
年収を上げたい場合、応募先の選び方や希望年収の伝え方が重要です。エージェントに相談すると、現実的な年収レンジや条件交渉の進め方を確認できます。
面談前に不安がある人は、転職エージェントの面談で聞かれることを読んでおくと準備しやすいです。
まとめ
給料が安くて辞めたいときは、まず年収相場を確認しましょう。
- 月給だけでなく年収で見る
- 同じ職種・地域・経験年数の求人と比べる
- job tagや賃金統計など公的情報も参考にする
- 退職前に、在職中のまま求人相場を確認する
- 相場より低いなら転職で改善できる可能性がある
まずは転職サイト比較で求人相場を見て、相談しながら進めたい場合は転職エージェント比較も確認してみましょう。



