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転職ノウハウ

給料が安くて辞めたいとき、転職前に年収相場を確認する方法

給料が安くて辞めたい人向けに、厚生労働省の賃金統計、job tag、求人票を使って年収相場を確認し、退職前に下限年収と転職判断を整理する方法を解説します。

📅 最終更新日: 2026-06-08執筆: yuko
給料が安い辞めたい年収相場転職サイト
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yuko

働き方・退職前の悩み担当ライター

動物系専門学校卒業後、民間企業のデザイン部門でイラスト制作を担当。その後、金融機関のバックオフィス業務を経験。仕事のミスマッチや職場の人間関係、パワハラに悩んだ体験をもとに、退職前の不安や働き方の悩みに関する記事を担当しています。

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給料明細と家計メモを見ながら転職を考えるビジネスパーソン

給料が安くて辞めたいと思ったとき、最初にやるべきことは「今の給料が相場より低いのか」を数字で確認することです。

結論から言うと、退職を決める前に、同じ職種・地域・経験年数の求人、厚生労働省の賃金統計、職業情報提供サイト job tag を見て、現職の年収がどの位置にあるかを確認しましょう

感覚だけで辞めると、転職しても年収があまり上がらないことがあります。反対に、統計や求人票と比べて明らかに低いなら、在職中に転職活動を始める価値があります。

まず月給ではなく年収で見る

「給料が安い」と感じたら、月給だけで判断しない方が安全です。比較する前に、今の収入を次の4つに分けて整理します。

確認する項目見るポイント注意点
基本給毎月固定で支払われる部分賞与や退職金の計算に影響しやすい
残業代実残業代、固定残業代、みなし残業残業代込みの月給は高く見えやすい
手当住宅手当、資格手当、役職手当など転職先で同じ手当があるとは限らない
賞与年何か月分か、業績連動か月給が普通でも賞与が少ないと年収は下がる

転職サイトの求人票は「月給」「想定年収」「賞与込み年収」が混ざっています。今の給与明細と源泉徴収票を見て、まず自分の年収を正確に出しましょう。

公的統計で相場の土台を確認する

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者の賃金は男女計で月34.06万円です。

ただし、この数字をそのまま「平均月給」として見ないでください。この統計でいう賃金は、令和7年6月分の所定内給与額の平均です。残業代などの超過労働給与額は含まず、賞与込みの年収でもありません。

令和7年賃金構造基本統計調査金額見るときの注意点
一般労働者の平均賃金月34.06万円6月分の所定内給与額。残業代・賞与込みではない
一般労働者の中央値月29.66万円平均より実感に近い比較軸になりやすい
第1四分位数月23.82万円低い方から25%付近の水準
第3四分位数月38.98万円高い方から25%付近の水準
正社員・正職員の賃金月35.88万円正社員・正職員以外は月24.17万円

平均だけを見ると、高年収層に引っ張られて高く見えることがあります。給料が安いか判断するなら、平均だけでなく中央値や第1四分位数も見ましょう。

たとえば、正社員でフルタイム勤務なのに所定内給与が月23万円前後、賞与も少なく、同職種の求人下限より低いなら、転職で改善できる余地があります。一方で、月給が中央値に近くても、残業代や賞与、昇給が弱いせいで年収が低い場合もあります。

職種別の相場は job tag で見る

全体平均だけでは、自分の職種に合う相場は分かりません。

厚生労働省の職業情報提供サイト job tag では、職業ごとの仕事内容、求められるスキル、賃金、求人倍率などを確認できます。事務、営業、IT、介護、医療、建設など、職種ごとの相場感を見たいときに使いやすいです。

見る順番は次の通りです。

  1. 今の職種に近い職業名を job tag で探す
  2. 仕事内容が自分の実務に近いか確認する
  3. 賃金情報を見て、今の年収が低い位置にあるか確認する
  4. 転職サイトで同じ職種・地域の求人票と比べる
  5. エージェントに、自分の経験で狙える年収レンジを聞く

職種名が同じでも、仕事内容や必要スキルが違うと相場は変わります。「営業」「事務」「エンジニア」のような大きな名前だけで比べず、実務内容まで近づけて確認しましょう。

求人票では年収の下限を見る

転職サイトで相場を見るときは、上限年収より下限年収を重視してください。

求人票の「年収400万円から700万円」は、全員が700万円を狙えるという意味ではありません。未経験、経験者、リーダー候補、管理職候補が同じ求人内に含まれていることもあります。

求人票で見る項目確認する理由
想定年収の下限自分が入社時に届きやすい水準を見るため
固定残業代の有無見かけの月給が高く見えることがあるため
賞与の有無月給が同じでも年収差が出るため
昇給・評価制度入社後に上がる余地があるか見るため
年間休日・残業時間年収が上がっても働き方が悪化する場合があるため

まずは転職サイト比較から、同じ職種・地域・経験年数に近い求人を10件ほど見てください。今の年収が求人下限より低いのか、下限には届くが上限には届かないのかで、判断が変わります。

転職前に下限年収を決める

給料が安い状態から抜け出したいなら、応募前に「最低いくらなら転職するか」を決めておくことが大切です。

下限年収は、次の順番で決めます。

決める項目考え方
生活に必要な最低年収家賃、食費、通信費、保険、返済、貯金を含める
現職より上げたい金額年20万円、年50万円など現実的に置く
求人相場の下限同職種・同地域で届きそうな最低ラインを見る
許容できない条件固定残業が多い、賞与なし、休日が少ないなどを決める

「今より少しでも高ければよい」と考えると、残業や休日を犠牲にしてしまうことがあります。年収だけでなく、時給換算、残業時間、通勤時間、将来の昇給余地まで見ましょう。

転職した方がいいケース

次の条件が複数当てはまるなら、在職中に転職活動を始める価値があります。

  • 同職種・同地域の求人下限より現職年収が低い
  • 正社員なのに、同じ職種の非正規求人と年収差が小さい
  • 昇給が何年もほとんどない
  • 評価基準が曖昧で、上がる見込みを説明してもらえない
  • 業務量や責任に対して給与が見合っていない
  • 固定残業代が多く、実質的な基本給が低い
  • 賞与や手当が減って、年収が下がっている

この場合は、退職してから探すより、在職中に求人相場を見た方が安全です。在職中の進め方は在職中の転職活動は会社にバレる?で解説しています。

まだ判断を急がない方がいいケース

一方で、次の状態なら、すぐ退職するより整理が先です。

  • 今の年収を正確に把握していない
  • 賞与込み、残業代込み、手当込みの違いを比べていない
  • 同職種・同地域の求人をまだ見ていない
  • 年収以外の不満が大きく、転職先の条件が決まっていない
  • 貯金が少なく、退職後の生活費に不安がある
  • 心身の不調が強く、冷静に比較できない

次が決まらないまま辞めるか迷っている場合は、会社を辞めたいけど次がないときは?も確認してください。

年収を上げたい人の探し方

転職サイトで求人相場を見る

まずは求人票を見て、同じ職種・地域・経験年数でどのくらいの年収が提示されているか確認します。

職種が広い場合は、職務内容で絞ってください。たとえば「営業」なら法人営業、個人営業、無形商材、有形商材、既存営業、新規営業で相場が変わります。

スカウト型サービスで反応を見る

経験がある人や30代以降で年収アップを狙う人は、スカウト型サービスで市場価値を見てもよいです。

スカウトの年収レンジ、企業規模、職種、役職候補かどうかを見ると、自分の経歴がどの水準で評価されるか分かりやすくなります。

転職エージェントに年収レンジを聞く

自分の経験で現実的に狙える年収は、求人票だけでは分かりません。転職エージェントに相談すると、職務経験、業界、地域、年齢を踏まえた年収レンジを確認できます。

面談前に不安がある人は、転職エージェントの面談で聞かれることを読んでおくと準備しやすいです。

相談先を選ぶなら、まずは転職エージェント比較で、大手総合型と自分の年代に合うサービスを見比べましょう。

まとめ

給料が安くて辞めたいときは、感覚だけで退職を決めず、数字で相場を確認しましょう。

  • 月給だけでなく、基本給、残業代、手当、賞与を分けて年収を見る
  • 賃金統計は、平均だけでなく中央値や四分位も見る
  • job tag で職種別の仕事内容と賃金情報を確認する
  • 転職サイトでは、年収上限より下限を見る
  • 応募前に、自分の下限年収と許容できない条件を決める
  • 相場より低く、昇給見込みも薄いなら、在職中に転職活動を始める

まずは転職サイト比較で求人相場を見て、相談しながら進めたい場合は転職エージェント比較も確認してみましょう。

参考にした公式情報

NEXT ACTION

辞める前に選択肢を確認する

退職や転職の判断で迷うときは、今の会社だけを基準にしないことが大切です。求人相場や相談先を確認してから動きましょう。

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