就活でも転職でも自己分析が大事です
[掲載日]2020/12/18 163 -
就活や転職において、応募書類の作成や面接の対策に時間をかける人は大勢いても、案外軽視されてしまう重要なことがあります。それは「自己分析」です。
自己分析がしっかりなされていないと、自分が応募先企業へアピールすべきことがブレてしまうため、強みも伝わりません。応募書類を作成するにしろ、面接を行なうにしろ、結局のところはこの自己分析が土台となり、基礎となるため、しっかり時間をとって自分を見つめなおすようにしましょう。
しかし、一概に自己分析といっても、何をしたらよいのかわからない方もいらっしゃることでしょう。ここでは5つの質問を通し、自分のアピールポイントを整理していくことにしましょう。
まず1つ目ですが、「あなたはこれまでどんなことをしてきましたか?」です。就活の方は大学生活に限定してもいいですし、これまでの人生全般でもかまいません。転職の方は、それまでの仕事においてのキャリアを中心に考えてみましょう。
次に2つ目ですが、「それは数字で表せますか?」です。
1つ目の質問に対し、その経験や成果を具体的に数字で表すことができないか考えてみましょう。数字は比較対象となるものがあるとなお良く、採用担当者にもわかりやすくなります。
次に3つ目ですが、「希望する企業の人材ニーズにマッチする経験はありますか?」です。先の2つの質問を整理し、企業側が求める人材と自分をクロスさせ、どこが重なる部分なのかを考えてみましょう。
次に4つ目ですが、「5年先、10年先どうなっていたいですか?」です。その応募先企業に入社することで、5年先、10年先の自分が、目標としていることをはたして本当に叶えられているのか、その可能性を探っていきましょう。そして、どんな点が自分には備わっているからそれが可能なのか整理しましょう。
一方、何が今現在なくて、それを補える要素が会社や自分の力に本当にあるのかどうか調べてみましょう。
最後に5つ目ですが、「あなたの強みや弱みはなんですか?」です。これまで挙げた4つの質問の答えをまとめたとき、強みと弱みが浮き彫りになってくることでしょう。
もし、自分でよくわからなければ、家族や友人、同僚などに聞いてみるのもよいでしょう。自分で強みだと思っていたことが他人にとっては弱みだと感じている場合もあり、その逆もおおいにありえるからです。
こうした作業は地味であり、地道なことですが、後々の採用試験において必ず役に立つことなので、しっかり時間をとって見つめなおしてください。